Vol.251 2016年終わり

早いものでクリスマスも終わり、今年も、もう終わりか。

 毎年レース追いかけていると、一年がアッという間に過ぎてしまう。正月はまだ新年の気分があって、今年はあ~しよう、こ~しようと考えているが、シーズンが開幕した瞬間から時計の針は一気に早まる。一日24時間のはずなんだけど何か早いんだな。

 今年のハルク・プロはどうだったのかな?自己診断すれば、全日本では全てのクラスでランキング3位以内に入っているから悪くはないと云える。しかし俺達はレースをやっている訳だから勝たなきゃ意味がない。2位なんてレースに負けた奴らの中で一番速かっただけ。云ってみれば負けの代表みたいなモンだ。

 負けたといえば今年の鈴鹿8耐は悲惨だったな。去年は問題が出てケーシーの転倒を誘発してしまったけど、今年は参った。レース中マシンがトラブルでピットに帰って着た時点でレースの勝ちは遠のくが、それまでにやってきた事、応援してくれている企業やフアンの事を考えると、おいそれとリタイヤは出来ない。しかし絶望的な現実を突き付けられれた時の何とも言えない心境、いつ思い出しても嫌なモンだ。

 レースをやる時にはオートバイというハードを使う。そこには使える部品の量や格差がある。トップチームにはそのポジションをキープするに相応しいハードが必要だし、参加型で楽しむチームとは自ずと差が生じる。俺達も以前は参加型のチームと同じように通常販売されているキットパーツを購入してレースに臨み、何度も8耐の表彰台に登った。逆に最近より完走率や表彰台登壇率は良かった位(俺は特にプライベートを謳わなかったけどね)。

そこにレースの怖さ難しさがある。表彰台には登るけど頂点じゃないんだ。冒頭の負けた奴等のなかでの一位・二位。表彰台の高さの差は、たかだか30~50cmだけど果てしなく高く感じる。その段差を超えて頂点に上がる時、足りないものが見えて来る。

レースってそう云ったものだと思うな。だから更に上にあがる為のハードやライダーが欲しくなる。

 日本のレースではホンダを代表に4メーカーが揃っているから、少なくとも最低4台のチームはメーカーの威信を掛けた“モノ”になる。

 近年の俺達もそう。ホンダワークスの威信を掛けて戦いの場に臨む。しかし、難しい。

俺達は今年の8耐が終わった翌日から来年に向けての準備を始めた。甘い顔なんてしていられない。俺達が勝たないとダメなんだ。

 レースは負けた時に多くを学ぶ。勝ったレースなんてどうでもいい。

今年も多くの事を学んだ、来年はどうでもいいレースが増えるようにしないと。

 今年も皆様にお力添え頂き有難うございました。

来年も我々は全力で戦います。よろしくお願い致します。

 それでは、良いお年をお迎え下さい。

 

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